1987-07-29 第109回国会 衆議院 外務委員会 第1号
○高沢委員 大臣、ジュネーブのUNCTAD会議からきょうお帰りで早速この外務委員会、大変御苦労さまであります。お疲れでありましょうが、これからいろいろな御質問をいたしますので、ひとつ十分なお答えをいただきたい、こう思います。 初めに、つい最近起きました事件ですが、沖縄海域でマレーシア船籍の貨物船が国籍不明機のロケット弾を受けた。
○高沢委員 大臣、ジュネーブのUNCTAD会議からきょうお帰りで早速この外務委員会、大変御苦労さまであります。お疲れでありましょうが、これからいろいろな御質問をいたしますので、ひとつ十分なお答えをいただきたい、こう思います。 初めに、つい最近起きました事件ですが、沖縄海域でマレーシア船籍の貨物船が国籍不明機のロケット弾を受けた。
その前提として大臣に、今度UNCTAD会議でジュネーブヘいらっしゃって、そこで韓国の崔外務大臣と会談されたということでありますが、まずその会談の中身、どういうお話をされたか、ひとつ御説明を願いたいと思います。
一九六四年の第一回UNCTAD会議には、当時たしか宮澤恵一先生が日本の代表として出席されたのじゃないかと思うんですが、あれからもう二十年たちましたけれども、しかしやはり重要な問題というのは解決されておりませんし、依然として格差が拡大される状態にあるというふうに考えるわけです。
○大木正吾君 大変確信を持った御答弁で結構な話なんですが、私が一番心配しますことは、たとえば皆さん外務省なり――アメリカのレーガン政権が仮に国連なりあるいはいろんなUNCTAD会議とかサミットその他の問題の国際会議の席上で、いわば少数派から孤立ですね、そういったこともあえて辞せずという気持ちでもってこれからの外交政策を展開されるという、そのことが翻って日本の国益とはあえて申し上げません、国家のために
以上が、私の米国訪問並びに第五回UNCTAD会議出席及びフィリピン訪問についての概要の報告であります。わが国の果たすべき国際的責任と役割りの遂行につき、一層の御理解と御支援をお願いする次第であります。(拍手)
一部の新聞では出されておりますけれども、総会等々ではいい発言がされるけれども、実際にそれを具体化する、あるいはそれを実行するということになると、それがやられないとかえってマイナスになるというふうな指摘まであるわけですから、その点についての義務憲章に関する考え方と、それから本当に述べたことが忠実に実行できるという、そういうことまで含めての態度でUNCTAD会議に臨まれるのかどうなのか、その点について。
それで、いま検討中だというので、具体的なまとまった形で提起するということは、いまおっしゃったように、まだかもわかりませんけれども、そういうような構想を頭に描きながらUNCTAD会議などには臨まれるのか、あるいは日米会談、東京サミットなどでもそういう構想を頭に描きながら臨まれるのか、その点どうですか。
○立木洋君 最後に、大臣に御見解をお伺いしたいわけですが、いま言いましたように、南北問題というのが国際的な分野で非常に大きな問題になっておりますし、繰り返しUNCTAD会議等を中心にしながら格差の是正の問題等々が議論されておりますし、一次産品の問題というのが非常に大きな問題になっているわけですね。 繰り返し大臣も総理も南北問題というのは取り上げられ、それを重視される。
○立木洋君 いまお話がありましたように、南北問題というのは、大体、UNCTAD会議以来、所得の格差、これを是正していく問題だとか、あるいは交易条件がきわめて悪い状態にある、そういう状態の解消であるとか、あるいは累積された債務、これを取り除いていく問題だとか、幾多の問題があるかと思うんですね、その中でも特に一次産品の問題というのが非常に重視されておるということは御承知のとおりだと思いますし、この問題が
それで第四回UNCTAD会議のときに木村さんが代表として行かれたわけですね。あのときの発言を今度読み返してみますと、なかなかりっぱなといいますか、積極的な発言をされているんですよ。一次産品の問題についても「開発途上国にとっての死活的重要性」の問題である、そして「わが国は、世界の一次産品市場の長期的な安定と繁栄とを最も強く願っている国であります。」
○立木洋君 いま大臣も言われましたけれども、一九六四年ですね、第一回UNCTAD会議が開かれまして、南北問題というのが国際的にも重要な脚光を帯びてきた。日本の国内的な事情から言えば、他の先進国に比較して、いわゆる開発途上国との経済関係というのは非常に輸出輸入あるいは原材料の依存度が非常に高いわけです。
それで、前回の第四回UNCTAD会議の中でも、あそこの事務総長ですか、事務局長の報告でもはっきりされておりますけれども、事実上一九五二年から二十年間の間に先進工業国のGNPというのは三・五倍になったけれども、後進国、開発途上国というのはGNPはわずか五億ドルぐらいしか上昇していない、格差がますます広がるばかりだと、これは私が言うまでもなく大臣が国連演説で、「近年、開発途上諸国間における発展の格差の拡大
というふうに述べられておりますし、それに引き続いて、今後開発途上国に対する一層の配慮を深めて、多角的な協力を拡充していくというふうな趣旨の演説をなされているわけですが、この一次産品の問題に関して、いまも問題になりました緩衝在庫の問題等々についても御意見を伺いましたけれども、たとえばインデクセーションなんかについての提唱もありますし、あるいは前回UNCTAD会議で問題になりました十八品目の総合プログラム
そういう意味では、今度のUNCTAD会議に臨んだわが国の代表として、その点もっと態度を明確にすべきではなかったか。きのうでしたか、お話がありましたけれども、UNCTAD会議でキッシンジャーの提案に対して基本的には賛成であるという趣旨のことを述べられた。それから、共通基金に関しては、これは事実上反対であるというふうな態度だろうと思うんです。
○粕谷委員 そこで外務大臣にちょっとお尋ねをいたしますが、目下ナイロビで行われているUNCTAD会議ですが、きょうの新聞報道によりますと、午前中にも一般国際情勢で大臣から御発言があったと思いますけれども、わが国の木村代表が、キッシンジャー構想と言われている資源銀行について、この報道が発言の内容全部を伝えているかどうかはわかりませんが、基本的には興味深い構想であり検討されることを期待する、こういうことで
○国務大臣(愛知揆一君) ODAについては、日本政府としては〇・七%の目標をできるだけ達成するように努力を傾倒いたしましょうというのが昨年のUNCTAD会議でも表明いたしました日本政府の態度でございますが、日本政府としては、同時に、いつまで、たとえば七五年までというような年度の約束はしておりませんことは御承知のとおりでございます。
同時にサンチャゴのUNCTAD会議なんかで、日本は将来ODAを非常に高めるとかあるいは一九七〇年代末までに実施するのを言ったの言わないのの議論はありますけれども、とにかくODAを非常に強めていく。そうすると財政当局との間にいろいろな意見の食い違い等があるのだと言われております。
○鈴木一弘君 これ一つ、この問題の最後ですけれども、例のリマ憲章がございまして、リマ憲章から例のサンチアゴにおける第三回のUNCTAD会議、このときにはっきりとわが国の代表がアンタイドということを出しました、ひもつき廃止を。これはどうしてもやはり、国会の答弁でもそれについては法案を出したいということを予算委員会で言っていたわけであります。
それから第二番目の、UNCTAD会議等を通じまして発展途上国が自国商船隊の育成をはかりたいという希望は前々から出ております。特に今回発展途上国のあるグループ、これはアジア、アフリカ並びにラテンアメリカからの非常に強い要望が出ておりまして、その面でのディスカッションが行なわれておるわけであります。御指摘のように、現在七・六%程度の商船隊の保有量を全世界の一割ぐらいにということでございます。
○鈴木(珊)政府委員 UNCTAD会議には海運問題以外に通貨問題等たくさんございまして、私のほうに関する限りは海運問題でございますので、海運の代表といたしましてはもちろん運輸省のほかに、たとえば関係の荷主業界、それを代表する通産省の方も加わっております。運輸省に関する限りは、海運局の次長が代理になって加わっております。それ以外の規模は、愛知先生が団長になられまして最初お出になりました。
それが今度のUNCTAD会議になったわけでございます。俗にいう南北問題ということです。これはこれから平価調整でも何でも、十カ国蔵相会議プラスアルファということで二十カ国にし三十カ国にし、これが百カ国になればIMFの総会になり、世銀の総会につながっていくわけでございますから、これは問題はないと思うのです。
けさも愛知UNCTAD代表からUNCTAD会議における状況の報告を聞いたんですが、どこの国よりもわが日本が非常な注目を集めておるというような立場になってきておる、こういうような状況でございます。そういう状況下においてわが国の外交はどういうふうに展開するか。まず第一に、やはりこの外国の情勢をわが日本国において、よく正確にとらえる。
そういうような見地に立ちまして、ただいまチリのサンチアゴで行なわれておりまするところのUNCTAD会議、わが国の愛知代表はさような考え方を持ってこの会議に臨んでおるわけであります。やっぱり、私は、いまもう日本はここまで来たこの巨大な経済日本である。そうしますと、この日本がさらに繁栄をする、こういう道を求めるならば、もう日本だけでこれを実現するということはできないと思うんです。
○国務大臣(福田赳夫君) UNCTAD会議に臨むわが国の考え方は、これは、この会議を非常に重要視しておるということであります。つまり今日、三極時代でありますとか、五極時代だとかいわれますけれども、そういう見方だけでは、世界に対する見方というものは私は足らないと思う。やっぱり開発途上国ということ、これを常に、世界政策を論ずる場合におきましては頭に置かなければならぬ。
そこで、きのうも関係閣僚会議を開きまして、UNCTADに臨む態度を協議したわけですが、この点はひとつ積極的にやろうじゃないか、勇気ある態度を持ってこのUNCTAD会議に臨もうじゃないかということをきめたわけでありますが、まあ財政負担、つまり税の要る問題でありまするから、そう急にいくというわけにはまいりません。